高校三年生で大学進学に向けてトレーニングしているサッカーのM君。
大学は関西を離れ遠方に行かれるので、今のうちにしっかり身体作りをして、大学サッカーに備えておく必要があります。
大学サッカーでいいスタートをきれるように、この期間のトレーニングはとても重要な意味を持ちます。
一般的にオフシーズンのフィジカルトレーニングは走り込みや筋力強化が主であり、どのスポーツにおいてもオフトレは共通している部分が多いようです。しかしこれらのフィジカルトレーニングは大前提として、正しい身体の使い方が出来ていなければ、ただ疲労を溜め込むだけとなり、その労力に見合った効果を得ることは出来ないでしょう。
何キロも走り込んで、必死に筋力強化・・・確かにフィジカルが鍛えられている感じがしますね。
しかし本当に競技パフォーマンスは高まっているのでしょうか?
「正しい動き」を無視した中でトレーニングが進められていくと、身体の使い方は理想の動きとかけ離れ、ちぐはぐな動きになる事が多いです。
そして悪い動作を反復し、癖づいてしまうとケガを誘発します。
本質的なフィジカルトレーニングとは正しい動きで行われ、正しい動きを習得するためにあるものです。
そして、正しい動きを可能にするためにも肩甲骨・股関節を中心とした動き作りのトレーニングが必要不可欠となるでしょう。
M君も本質的なフィジカルトレーニングを少しでも理解し、大学でのトレーニングに活かして欲しいと思います。